令和7年度の陵水会東京支部総会は、7月5日(土)の午後4時より上野精養軒3階桜の間で、グリークラブOB有志による「学歌」斉唱で開会。今年度は、会員172名、ご来賓・現役大学生を含めまして総勢183名の方々にお集まり頂きました。
(一部:総会)
緒方陵水会東京支部長の挨拶
竹村彰通滋賀大学学長のご挨拶
市川治データサイエンス学部長のご挨拶
池田直樹陵水会理事長のご挨拶
議長選出・議案審議
(二部:講演会)
・講演 合同会社mitei 代表 井本 望夢 氏(DS大1回)
<演題>『中小企業もデータ分析を。彦根から発信するDS、DX』
・パネルディスカッション
進行役 保科架風DS・AIイノベーション研究推進センター特任准教授
パネリスト:
学長 竹村彰通 様
井本望夢(DS大1回)氏
上田知展(DS大1回)氏
大久保叡一(DS大1回)氏
(三部:懇親会)
乾杯:顧問 能島伸夫(大21回)氏
歓談
新卒会員紹介
新旧当番幹事引継ぎ式 大36回から大37回へ
平居俊雄(大12回)氏による閉会挨拶
藤井 登(大31回ヨット部)氏によるエール
彦根高等商業学校校歌 斉唱
支部総会概要

午後4時より、グリークラブOBによる「学歌」斉唱の後、鈴木教義幹事長(大29回)が開会を宣言しました。東京陵水新聞広告協賛企業と会員氏名の掲示・御礼、東京支部ホームページの独自ドメイン取得報告と旧ドメイン提供者である大学21回卒の森口様への感謝、陵水会本部・池田理事長からのお祝い金、大阪支部荒谷副支部長からの滋賀県豊郷町岡村本店の銘酒「金亀」差入れへの謝辞を述べました。続いて、この一年間の逝去会員および佐和隆光元学長を偲び、全員で黙祷を捧げました。
はじめに、緒方俊輔(大29回)東京支部長の開催の挨拶。

挨拶骨子:
- 来賓、並びに総会開催にご協力いただいた方への感謝。
- 今後はさらなる総会・懇親会の内容充実と運営方法の見直しを図る。
- 昨年度方針「参加して良かった東京陵水」を今年度も継続しつつ、発信の強化に加え、HPのリニューアルと広告掲載、新聞との連携など「広報体制」と「財務基盤」の強化に努める。
- Next Ryosui主催スタディミーティングは計6回、延べ100名以上が交流。データサイエンス学部卒業生による「DSコモンズin Tokyo」は3回延べ40名弱が参加。
- ゴルフ会・散歩会などコロナ禍で中断していた同好会も再開し、ゴルフ会では今年新たな参加者が加入。
- 毎月定例の月例会を来月からスタートさせる予定。「更なる連携の拡大と進化」を目指す。
- 若手の意見を取り入れるべく、支部副幹事長に大66回、大72回に加わってもらう
- 陵水会のコミュニティとしての魅力を高めることが重要。
皆様方の一層のご理解、ご協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げる。
次に、ご来賓の竹村学長より、ご挨拶を頂きました。

ご挨拶概要:
- 大学としての取組成果について
- 経済学研究科大学院での経営分析学専攻
昨年の4月に開設。昨年4月の入学生11名のうち9名が社会人派遣。今年4月も9名入学で7名が社会人派遣と順調。 DS学部や経済学研究科の教員が、この5月6月で約80社訪問またはオンラインで社会人の派遣を要請。 - データサイエンス・AIイノベーションの地域中核拠点「イニシアティブ棟」
データサイエンスの研究推進研究を進めるということが目的で、文部科学省から支援いただき、今年3月竣工。1階のスペースは学生も勉強できるというオープンスペースになっており、また、豊かな自然と伝統に恵まれた彦根キャンパスに相応しいアート的な要素を取り入れ、和室も設置。 - データサイエンス学部定員増加と新棟建設
文部科学省の支援で、高度情報専門人材というものに採択され学生定員も教員も増やしている。修士の定員も50名から80名に増加。よってイニシアティブ棟の隣の大講義室跡に、教室あるいは研究室のスペースを確保するために来年の夏過ぎには3階建ての新棟完成予定。
- 経済学研究科大学院での経営分析学専攻
- 今後の更なる他大学との差別化
- アート的なもの、経済と教育の掛け合わせによるものなど滋賀大ならではの特色を出していきたい
- 少子化対策
- 18年後大学入学者は現状より3割減となる状況下、地域国公立大学として、また大学院生、社会人のリスキリングというような役割が大学の一つの方向性と考えておりMBAN(経営分析学専攻の大学院)など大学の充実をこれからさらに早めに充実していかなければいけない。
- 陵水会への感謝
- 丸山様のお陰でコミュニティプレイスという東京の活動拠点ができて特にそれが世代間の交流に繋がるということもあって、大変に期待しており陵水会の皆様からのご協力に対して大変感謝している。
次に市川データサイエンス学部長より、ご挨拶を頂きました。

ご挨拶概要:
- データサイエンス学部を立ち上げるときに当時の竹村学部長が100社以上の会社を回られた際に陵水会の方に大変お世話になったとお聞きしている。学部が良いスタートを切れるきっかけを作っていただいたことは間違いなく、データサイエンス学部がここにあるのも、本当に陵水会の皆様のお陰と感謝している。
- 学部定員が100名から150名に増えたにも関わらず入学の倍率、偏差値等は下がっておらず大学院も50名から80名に増えた。また企業派遣の学生も毎年20数社を集めており、日本では稀にみる素晴らしい成功を収めているのも本当に陵水会の皆様のお陰。
- こういう会に出てくると学生時代のことをすごく楽しそうに話していただく皆様方の母校愛というのがひしひしと伝わって来て本当に楽しく過ごさせていただいている。
- 私は滋賀大学で7年目ですが、私自身も滋賀大学のことを愛しており、とにかくこの滋賀大学を日本で有名にしたいと思っている。竹村先生が話した、日本でNo.1のデータサイエンス学部をつくるという目標はしっかりと受け止めてやっていきたいと思っており、微力ながらご協力させて頂きたい。よろしくお願いいたします。
次に池田陵水会理事長より、ご挨拶を頂きました。

ご挨拶概要:
- 陵水会の課題の一つである財務・収支について
約2万2000名の会員に対し、会費を払っていただいている方は2400名。 3000円の会費なので、基本的な収入は720万円しかない。一方で新入生から入学時に 2万5000円ずつ徴収しており、それが1500万円超、これらを加えても年間約300万円の赤字という状況をどのように改善すべきか本部の総務財務委員会で纏めて頂き、会費の水準も含め議論検討している。一方、大学の成長を応援するのが我々の第一の目的なので、我々が大学に研究開発の企業を紹介することで、陵水会へ大学から還元して頂くような仕組みで、根本的な新たな時代の陵水会の収入とすることをぜひ形にしたいと考えている。 - ローカルでも日本や世界に発信できる
直木賞作家の今村翔吾さんに大学講堂で講演をしてもらったご縁から、彼の知己である著名デザイナー佐藤可士和さんの本屋(神田神保町)の二号店が岐阜にできる。すなわちローカルでも熱意があれば、心意気に感じて動いてくれる人はいる。ローカルに固まることなく本当に日本にそして世界に発信する大学になるし、人材も輩出できる。
大学のために陵水会を盛り上げていきたいので、ご協力をよろしくお願いします。
その後、議案審議の為、出席者の中から山本保氏(大15回)が議長に選出されました。
鈴木教義幹事長(大29回)並びに藤井登事務局長 (大31回) より、「令和6年度の活動報告と令和6年度収支報告 」について説明がなされた後、岡田憲治監事(大18回)より、「監査報告」 が 行われました。続いて「令和7年度活動方針と令和7年度予算」、「役員人事」について説明がなされ山本議長により新役員の紹介がなされました。

山本議長の議事運営により、第1号から第3号議案は、それぞれ、賛成多数により承認され、無事、総会第一部を終了しました。
(二部)
続いて、総会幹事である天野優氏(大36回)の司会による第二部が始まりました。
講演者の合同会社mitei 代表 井本 望夢 氏(DS大1回)がご登壇され『中小企業もデータ分析を。彦根から発信するDS、DX』という演題で、ご講演いただきました。
(井本望夢氏:愛媛県松山市出身、県立愛媛南高校卒、2017/4月滋賀大学データサイエンス学部入学、河本ゼミ、在学中の2020/6月合同会社mitei創業、同8月彦根キャンパス第1号の滋賀大学発ベンチャー認定企業認定、彦根を拠点に中小企業の課題解決のためにデータ分析・活用に取組中)


井本望夢氏の講演骨子:
- データサイエンス学部での学び
- 1~2年次:統計学、プログラミング、プレゼンテーション、企業データ活用
- 3~4年次:ゼミ・専門選択科目で実業務直結の知識・技術を習得
- 経済学部との共通授業で経営学・簿記も履修
- ゼミでの研究経験
- 企業の実データを用いた分析・課題発見から施策提案までを5テーマで実践
- 問題発見→課題設定→解決策立案→実行という一連の流れを獲得
- 起業のきっかけ
- 大企業と中小企業(特に地方企業)のデータ活用格差を実感
- 中小・地方企業に寄り添うデータ活用支援を提供したいと考え、4年次に起業
- 会社の主な事業領域
- データ分析事業:受託分析・コンサルティング
- 教育事業:統計学・ワークショップ・講演セミナー
- RPA事業:UiPath/Power Automateを使った定型業務自動化支援
- アプリ開発事業:企業向け受託アプリ開発(現在は一時停止中)
- 代表的な事例紹介
- 倉庫管理の入出庫データをヒートマップ化し、棚配置改善による作業負担&エネルギー削減
- ECサイト向け刻印データや勤務情報登録・粗利表作成など各種RPA自動化でそれぞれ大幅な工数短縮実現
- 企業理念と取引先
- 理念: “初めの一歩をともに” - コストや知識の壁を低くし、誰もがデータ活用を始められる支援 (見える化、成功体験)
- 取引先:製造業(特に滋賀県中心)、小売、行政、教育機関、コンサル企業など幅広く対応
- 今後の展望
- 組織体制の強化:社員・アルバイトが働きやすい環境づくり
- 地域拡大:近畿圏から全国進出し、東京でも関与を強化
- 滋賀県をデータサイエンスの“シリコンバレー”に押し上げるリーディング企業を目指す
滋賀大学で学んだことをベースに、データサイエンスにより社会の課題解決に取り組むリーディングカンパニーを目指すというお話に、会場の皆様に感心・感動が広がりました。
次に、DS・AIイノベーション研究推進センター特任准教授 保科架風様の進行で、DS1期生のお二人をパネリストとしてお迎えし、竹村学長と井本氏とのパネルディスカッションが行われました。
<パネリスト>
竹村 彰通 氏(滋賀大学 学長)
井本 望夢 氏(DS大1回、合同会社mitei 代表)
上田 知展 氏(DS大1回、大同生命保険株式会社、データサイエンティスト協会学生委員)
大久保叡一氏(DS大1回、株式会社IHI、滋賀大学DS研究科博士後期課程在学中)

<トークセッション概要>
- 業務紹介:学長は大学運営戦略、上田氏は保険業データ分析、大久保氏は製造業の異常検知・需要予測、井本氏は企業向けDX支援。
- 学部時代の学び活用:基礎統計学、企業課題解決演習、学際的カリキュラムが現在業務に直結。
- 実務での手法:クライアントの知識レベルに合わせた提案、多様な分析・自動化ツールの活用。
- 課題と対応:現場合意の醸成、データ価値の理解促進、成果の見える化と通信を重視。
- 求められる人材像:コミュニケーション力、問題発見力、社会貢献意識、継続的学習姿勢。
最後に保科准教授から「滋賀大学発の人材が社会貢献している姿勢に引き続き支援を」と締めの挨拶がありました。
(三部)懇親会
前支部長である能島伸夫(大21回)顧問による乾杯のご挨拶で、懇親会が始まりました。


懇親会の中で、今回参加の学生5名と新卒者(大73回、DS大5回)の紹介があり、新卒者は登壇して一言自己紹介が行われました。また、多くの新卒ゼミ生が参加し、今回のご来賓である宮西賢次経済学部准教授にご挨拶を頂きました。


続いて、当番幹事(大36回)から(大37回)への新旧当番幹事引継ぎ式が行われました。今回幹事の大36回の皆さんと、来年幹事の大37回の皆さんが檀上に上がられ、皆様からご挨拶を頂きました。

締めのご挨拶として、大12回の平居俊雄氏よりお言葉を頂きました。

最後に、彦根高等商業学校校歌 斉唱にあたり、 藤井登事務局長(大31回ヨット部)によるエールが行われ、全員で元気に歌いあげました。

来年2026年7月4日(土)の総会は、より多くの会員の皆様に、世代を超えた交流の機会として頂きたいと思いますので、どうぞご期待下さい。
文責:緒方俊輔(大29回)
◆写真集
<ご来賓・顧問の皆さん>

<NextRyosui学生の皆さん>

<懇親会の様子>





<二次会の様子>
